★【リレー空想映画】サウンドドラマ化!デジタルコンテンツとして発売決定!【2020/06/18】

脚本をリレー形式でつないでいく企画【リレー空想映画】。
この【リレー空想映画】で作られた脚本をもとに、シナリオ化、サウンドドラマ化したデジタルコンテンツを、本日より発売することになりました。
ステイホームの時間を少しでも楽しんでもらいたい、そして自分たちも楽しめるコンテンツを作りたい。
ステイホームにより生まれた企画という想いから、デジタルコンテンツの収益の一部を公益社団法人日本医師会へ寄付します。
完全リモートという限られた環境の中でチーム一丸となって作りあげた作品を、ぜひお楽しみ頂けましたら幸いです。

◆リレー空想映画『嘘とマーガレット』
2020年6月18日(木)発売
■シナリオ版 (シナリオ)
■スタンダード版 (サウンドドラマ)
■デラックス版 (シナリオ+サウンドドラマ+リモート座談会音声+ジャケットイラスト)
・脚本&リモート座談会:北村匠海、中川大志、三木孝浩、中島良
・ボイスキャスト:北村匠海、中川大志、田辺桃子、高橋春織、谷垣有唯、柴山愛理、川津武大(イケキャス.)
・監督・編集:三木孝浩
・劇伴音楽:K
・ジャケットイラスト:神谷圭介(テニスコート)

◆リレー空想映画『もう一度逢えたら必ず』
2020年6月25日(木)発売
■シナリオ版 (シナリオ)
■スタンダード版 (サウンドドラマ)
■デラックス版 (シナリオ+サウンドドラマ+リモート座談会音声+ジャケットイラスト)
・脚本&リモート座談会:葵わかな、中村ゆりか、清原翔、三木孝浩、中島良
・ボイスキャスト:葵わかな、中村ゆりか、清原翔、渕野右登、小柳心、yui(FLOWER FLOWER)
・監督・編集:三木孝浩
・劇伴音楽:JUNE
・ジャケットイラスト:中村ゆりか

【リレー空想映画(store)】https://relaykuusoueiga.stores.jp

○  ○  ○  ○  ○

◆嘘とマーガレット (リレー:三木孝浩 → 北村匠海 → 中川大志 → 中島良)
◆もう一度逢えたら必ず (リレー:中島良 → 清原翔 → 葵わかな → 中村ゆりか → 三木孝浩)


①・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・三木孝浩


昼休みの屋上。
リク、買ってきた焼そばパンをシュウヘイに渡しながら

リク「まさかとは思うけど、これ、お前じゃないよね?」
シュウヘイ「何が?」

と、リクが取り出したのは、一輪の花。

シュウヘイ「マーガレットじゃん」
リク「お!さすが花屋の息子」
シュウヘイ「どうしたのそれ」
リク「朝、机の上に置いてあった」

シュウヘイ、パンをほおばりつつ

シュウヘイ「店の商品、タダでお前にやるかよ」
リク「だよなぁ。しかもこんな手紙付き」

と、メモをシュウヘイに見せる。

シュウヘイ「なになに、『この花言葉をあなたに』??」
リク「花言葉知ってる?」
シュウヘイ「知らん。ググれ」
リク「なんだよ、花屋のくせに」
シュウヘイ「花屋は大抵、花言葉聞いて来る客にうんざりなの。これマメな」
リク「わかった、自分で調べる」

と言いつつ、リク、シュウヘイのポケットからケータイを奪い取る。

シュウヘイ「おい!」
リク「えーっと、マーガレットの花言葉は・・・『秘密の恋』」

シュウヘイ、にやにやした表情で

シュウヘイ「手の込んだラブレターだねぇw 誰か心当たりは?」
リク「全然。・・・いや、まてよ」

リク、何か思い出した表情で

リク「そういえば昨日−−」


②・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・北村匠海


誰もいない学校。

リク「明日提出のプリント、、机に入れっぱなしとか本当俺の馬鹿!!この時間の学校怖すぎんだろ・・・」

ダッシュで教室へ向かうリク。

リク「あった!良かった」
リク「??」

帰ろうとしたリク。
ふと立ち止まりあたりを見渡す。
まるでお花畑にいるかのような花の匂いに包まれる。
優しく包み込むような暖かさとどこか儚く切なさの混じる香り。

リク「・・・」
シュウヘイ「なんだそれ。こわ」

リク「いや、なんつーか。怖いとかじゃないんだよな。不思議っていうか落ち着くっていうか」

シュウヘイ「そんで、今日のこのマーガレットか~」
リク「うん」
シュウヘイ「幽霊とか(笑)」
リク「馬鹿言え!急に怖くなってきた」

昼休みのチャイム。
5限目の化学の憂鬱さに顔を歪める2人。

シュウヘイ「次、マトバ先生やん。だるー」
リク「どうせお前寝るんだから(笑)」
シュウヘイ「そう!誰にも邪魔させねーっての」

退屈な学校が終わり帰り道。
石ころをサッカーボールのように転がしながら"マーガレット"と検索しているリク。

リク「秘密の恋ね・・・恋・・・モテ期到来か?」

ドンと背中を押されるリク。

リク「痛って!」
アヤミ「なにニヤニヤしてんのよ」

ムスッとした顔でリクを軽蔑しているような視線を送る幼馴染のアヤミ


③・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・中川大志


リク、シュウヘイ「何だよ、アヤミかよ」

アヤミ、自転車に跨りながら

アヤミ「何だよじゃないわ、こんな道のど真ん中でタラタラ歩かれたら交通の妨げです。で、何それ」
リク「ん?」

アヤミ、リクが手に持っているマーガレットを指差している

シュウヘイ「あ!いや、これは~そのぉ・・・えっとぉ・・・俺からのプレゼント?っつうか~・・・な?」
リク「ん?あぁ、そうそう!シュウヘイからの・・・サプライズ!」

と、必死に誤魔化す男2人

アヤミ「いつからソッチになったのよ。はぁ~、それが噂の、机の上の一輪のお花ね」
シュウヘイ「あ~そうそう、素敵な手紙と共に想いを込めて・・・って、え!?」
リク「は!?何で知ってんだよ!?」
アヤミ「女子の情報網舐めない方がいいよ。朝からその話題で持ちきり。令和の時代に花で告白って一体誰だろうねって。」
リク「・・・サイアクダ。」

シュウヘイ、苦笑いでリクの肩をポンポン。
アヤミ、すかさず手紙を奪い

リク「あ、ちょ、おい」
アヤミ「『この花言葉をあなたに。』はぁ〜これまた達筆な文字で。ロマンチックだね~。そりゃ鼻の下伸ばしてボーッと歩いてるわけだ。」

リク、手紙を奪い返し

リク「あ!やっべぇ~もうこんな時間!バイト遅刻するぅ~!あぶねぇ~」

と猿芝居で逃げていくリク
アヤミ、その背中を見送りながら

アヤミ「ホント、単純か。」

シュウヘイ、そんなアヤミに

シュウヘイ「とか言って、内心ザワついてるくせに。」
アヤミ「はい?変なこと言ってるとおばさんに追試の点数ばらすよ?」
シュウヘイ「いや、それだけは勘弁!」

自転車でそそくさと去っていくアヤミ。
シュウヘイ、その背中を見ながら。

シュウヘイ「もう高3だぞぅ・・・。」


夜ーファミレス
店内では、バイト姿のリクが客から注文を取っている。
それを、表の通りを一本挟んだ木の影から見つめる少女の影。手には手紙。


翌朝ー学校
アクビをしながら登校してくるリク。
下駄箱を開けると

リク「・・・ん?」

一通の手紙が入っている。
中を開けてみるリク。
昨日とは違う文字である。
そこにはー


④・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・中島良


リク「ビーエーケーエー?なんじゃ、コレ」

“BAKA”の文字
そして、ピンク色のマーガレットの絵が描いてある。

青空、昼休みの屋上。

リク「何度見ても、やっぱ“バカ”だよなー。」
シュウヘイ「うん、“SUKI”には見えないよ」
リク「・・・(汗)これって最初にさ、マーガレットをくれた人と同じ人かな?」
シュウヘイ「わからないけど・・ピンク色のマーガレットの花言葉は・・真実の愛」
リク「は?愛を伝えたいのに、バカとはどういう意味だよ!」
シュウヘイ「知らねぇよ、あっ!この絵の花びら、1枚欠けてるな」
リク「え?」
シュウヘイ「花占いしたことない?好き、嫌いって言って花びらをむしっていくヤツ。この絵は・・」
リク「好き、嫌い、好き、嫌い、なんだよー、嫌いで終わってるじゃん」
シュウヘイ「普通マーガレットの花びらは7枚なのに、1枚ちぎられている」
リク「コイツ、何が言いたいんだ?」
シュウヘイ「バカと真実の愛・・つまり、お前のことがキライだと伝えたい人物か・・・。こんなこと書くとしたら・・・?」
リク、シュウヘイ そろって「アヤミ?」

教室。

アヤミ「はあ?なんでアタシなのよ!」
リク「そんな怒るなよ・・」
アヤミ「モテモテですこと。わたしではありません、残念でしたーってそれよりも!!」

アヤミ、リクの胸ぐらをつかみ。

アヤミ「昨日の夜、アンタが女子と歩いていたってウワサになってるよ」


⑤・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・三木孝浩


リク「はぁ!? 人違いだろ。昨日はバイトで、帰りも一人だったっつーの!」
アヤミ「え、だってタコ公園の遊歩道で髪の長い女の子と歩いてたって」
リク「そりゃ、あそこは帰り道だし昨日も通ったけど・・・あーっ!!!」

急に大声をあげるリクに驚く、シュウヘイとアヤミ。

シュウヘイ「どした?」

リク、しばし思案した後、顔を上げ

リク「・・・花の匂い」

夜-タコ公園
タコの形をしたすべり台の影に身を潜めている、シュウヘイとアヤミ。

アヤミ「ねぇ、まだぁ?」
シュウヘイ「しーっ!店出たってLINEきたから、もうすぐじゃね」
アヤミ「ったくなんで私まで探偵ごっこに付き合わされなきゃなんないのよ」
シュウヘイ「いや、強制してねーし。てかなんで来てんの?」
アヤミ「そ、そりゃあ、ミス研究部長としては、興味ない話じゃないし?」

回想-昼休みの会話の続き

シュウヘイ「花の匂い?」
リク「そう!最近バイト終わった後さ、ずっと誰かにつけられてる気がしてて・・・そしたら、タコ公園通る時したんだよ、フワっと!」
アヤミ「はぁ」
リク「間違いない!やっぱりあの花の匂い・・・手紙の主だ!」

夜-再びタコ公園

アヤミ「リクの妄想癖も来るとこまできたって感じよね。昔からそれに振り回されてるウチらもウチらだけど」
シュウヘイ「・・・なぁ、アヤミ」
アヤミ「ん?」
シュウヘイ「今日の手紙、ほんとにアヤミじゃねーの?」
アヤミ「何度も言わせないでよ」
シュウヘイ「・・・そっかぁ。(ポツリと)やっぱ俺の作戦は失敗だったか」
アヤミ「え?・・ちょっと何、作戦て-」
シュウヘイ「しっ!来た!」


⑥・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・北村匠海


あたりをキョロキョロと見渡すリク。
いつもより心なしか小股で歩く。

リク「たしかここら辺で花の香りがしたんだよな」

そんなリクの様子を遠巻きに見ているアヤミとシュウヘイ。

アヤミ「・・・」
シュウヘイ「さてさて現れますかな。犯人は」
リク「ん~おかしいな~。今日はなんも感じない・・・」
アヤミ「あれ。通り過ぎてったわよ」
シュウヘイ「ちっ、我々が居ることを知っていたか作戦変更!」
アヤミ「作戦失敗よ。さっき言ってた作戦もどういう事かわからないけどさ~、もっとマシなやつないの?」
シュウヘイ「・・・!?」
アヤミ「!?」

顔を見合わせる2人。

次の日の昼休み。
屋上。

アヤミ「したわよ。あんたの言う花の香り。たぶんね」
リク「え?」
シュウヘイ「なんかフワッーて、そしたらボワッーってしてきて、ホッとするようなあれだろ」
リク「まあ、だいたいそんな感じ(笑)」
シュウヘイ「なんで俺らにもしたんだろう。邪魔すんなって事だったりして!」
リク「すぐ怖い方に持っていくんだから」
アヤミ「正直、気持ち悪かったわ。もう、そんな匂い追いかけてたってしょうがないでしょ。やめなよ」
シュウヘイ「・・・嫉妬だな(ボソッと)」
アヤミ「バカ」

教室に戻っていくアヤミ。

シュウヘイ「やっぱBAKAはあいつだよな」
リク「・・・なんか思い出せそうなんだよ。あの匂い昔も嗅いだ事ある気がする。でもお前たち以外に昔から知り合いなんて・・・」
リク「あ・・・!?」

回想
リク(幼少期)と女の子が黒板で絵しりとりをしている。
リンゴ、ゴリラ、ラッパ、パンダ、ダルマ・・・
女の子は花の絵を描く。


⑦・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・中川大志


現在ー屋上

リク「・・・思い出した。分かった。手紙の主」

と呟き、走って校舎の中に消えていくリク

シュウヘイ「・・・。」

校内ー1年生のフロア
昼休みの生徒でごった返す廊下を走ってくるリク。
教室を覗き込んだりしながら進む。

先ほどの回想の続きー
丁寧にチョークの色を変えながら、楽しそうに花の絵を描く女の子。
そして、花びらの最後の一枚を描き終え

女の子「私の好きな花」

リクを見つめるその目は、真っ直ぐである。

現在ー1年生のフロア
そして、一人の少女を見つける。
近づいていくリク。その少女もリクに気がつき

リク「あの花。君だよね?」

少女、一瞬驚く。そしてその顔が、少しだけ微笑んで・・。

放課後ータコ公園
ソワソワしながら、一人、誰かを待っているリク。

ミサキ「リク。久しぶり」

振り返ると、そこには別の高校の制服を着た、髪の長い女子が立っている。
小学校の同級生、ミサキである。
リク、久々に見るその姿に、記憶が蘇ってくる。

リク「おう、久しぶり」

時間経過ー
ベンチに座り話している二人。

リク「妹さん、やっぱ雰囲気似てるね。すぐに分かった。」
ミサキ「そうかな。(笑)私より全然しっかりしてるよ。でもまさか、リクと同じ高校行くとはね。おかげでばっちり、お届け物完了。てゆーか気がつくの遅すぎだよ。(笑)」
リク「何年経ってると思ってんだよ。ミサキこそ、もう忘れてると思ってた」

恥ずかしそうに微笑み合う二人。
公園のタコは、夕日に照らされて、いつもより赤く見える。

高校ー放課後
部活の休憩中のアヤミが、校庭で水を飲んでいる。
そこにシュウヘイがやってきて

シュウヘイ「リク、行っちゃったよ」
アヤミ「・・・思い出しちゃったか。あのバカ。」


⑧・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・中島良


夕方のタコ公園。リクとミサキがベンチで話をしている。

ミサキ「マーガレットには“私を忘れないで”っていう意味があるの知ってた?」
リク「・・・いや、ごめん・・ミサキのこと忘れてた、ずっと」

過去の記憶、フラッシュバック タコ公園
8歳のリクとミサキがふたりっきりで、すべり台の上にいる。

子どものリク「はやく、こっち!」

勢いをつけて滑り下りる。

リク「オレがあの時、ミサキを急かさなければ・・」
ミサキ「私が滑り台から落ちたのはリクのせいじゃない」
リク「(苦しそうに)いや、おれのせいだよ。葬式にも行かずごめんな。ミサキが死んだこと、ずっと認めたくなかった」
ミサキ「大丈夫。リクにはいい友達がいるから」
リク「あのふたり、俺の嘘にずっと付きあってくれている、ミサキは死んでいないっていう・・」

肩を軽く叩かれ、目を覚ますリク。

ナギサ「リクさん大丈夫ですか?遅れてごめんなさい」
リク「君を待っていたら、あの匂いがして・・・いつの間にか眠ってしまった。ミサキに会っていたよ、夢の中で」
ナギサ「あの・・勝手なことしてごめんなさい、私がマーガレットを置いた日は、お姉ちゃんの命日だったんです、少しでも思い出してほしくて」
リク「俺の方こそごめん、何年も、ミサキの事を考えないように生きてきた。死んだの、俺のせいだから・・・」
ナギサ「・・・それは誤解です!姉は重い病を患っていました。急な発作がきっかけで滑り台から落ちてしまったと聞いています」
リク「え?」
ナギサ「これ・・姉の日記です。それと渡せなかった私からの手紙」

日記にはマーガレットの花の絵。子どものリクとミサキの笑顔が描かれている。
リク、幼い頃のミサキとの想い出が蘇る。
涙がぽたぽたと地面に落ちる。

リク「楽しかったな、あの頃」

ミサキは確かに存在したのに、生きた証がここにあるのに。
俺はそれすら封じ込めて、自分に嘘をついて生きてきた。

リク「ミサキ・・本当にごめん」

シュウヘイとアヤミが駈けてくる

シュウヘイ・アヤミ「リクー!」
リク「心配かけてごめんな」
アヤミ「思い出したんだね」
シュウヘイ「あっ、またあの匂いだ」
ナギサ「時々、ふっと姉の香りのようなものを感じる瞬間があるんです。優しくて懐かしくて、姉が側にいてくれるような」
アヤミ「もしかしたら、亡くなった人が存在を知らせようとしているのかな」
シュウヘイ「うん、ミサキも俺らと一緒に高校を卒業しないとな」
リク「ああ」

10年後 教会の鐘が鳴り響く
バージンロードを歩く新郎新婦のシュウヘイとアヤミ。
披露宴会場。

アヤミ「あのさ、今だから言うけど、あの時のBAKAの手紙、私の気持ちを書いたのはシュウヘイでしょう?」
シュウヘイ「・・・はは、ばれてたか・・・。」
アヤミ「もー、ほんとお節介!笑。あ、もうすぐブーケトスよ」

アヤミの手から放たれたブーケは空を舞い、すとんとリクの腕の中に落ちた。

アヤミ・シュウヘイ「ん?」

リクの腕の中でマーガレットが優しく揺れている。


終り

○  ○  ○  ○  ○


①・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・中島良


居酒屋。二人の女性が話し込んでいる。

くるみ(22)「ひっく、やっと彼氏できたと思ったのにさぁ。3ヶ月でおしまい!先輩、なぐさめてくらさぁーい」
つき(25)「(ため息)で、彼氏からなんて?」
くるみ「がさつな女とはもう付き合えない、顔も見たくないって、あったまくる、ヒロのゲス野郎!死ね、バカっ、消えてしまえー」
つき「声デカすぎ!でも細かいとこ気にしないのはアンタのいいとこ」
くるみ「最低の男だよ、サイテェー」
つき「たしかに、でも別れる時にさ、優しい男も許せない。未練残るし・・・」
くるみ「せんぱい、もしかして・・誰か未練あるんすかー?」
つき「んー・・・ないない・・・」
くるみ「またまたー、逢いたい人がいたりしてー。もう1回もう1回~」
つき「・・・実は・・」

道端。腕をくんで帰る二人

つき「このままじゃ、わたしたち負け犬みたいだね」
くるみ「わぉーん、負け犬の遠吠え」
つき「わぉーん、ははっ」

笑い合う。

つき「ねぇ、くるみを振った事、後悔させてやろうよ」
くるみ「いいっすね!ヒロにもう1回あったら・・あたし!・・どうしよう、どうしよう?!」
つき「最低な男は最高の女をつくる!コレ、私からのアドバイスね」
くるみ「じゃあ、殴るしかないっスね!」


②・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・清原翔


つき「殴るって・・・アンタ少しは頭つかいなよ。ほら、私を見てみな、わかるでしょ?最高の女ってものが!」
くるみ「・・・最高の女ってなんなんですかね」
つき「・・・ね」
くるみ「決して捕まえることのできない~」

大熱唱しながら帰る二人

後日―オフィス夜
くるみ、残業を終えて帰る支度をしているそこへ、優しくて仕事も出来ると社内で評判の上司“いしかわ”(30)が来る

いしかわ「おつかれ、今日、一杯どう?」
くるみ「お疲れ様です。えー、いしかわさんの奢りですか?」
いしかわ「もちろん、なんか最近元気ないみたいだし、美味いもんでも食い行こう」
くるみ「わーい」いしかわ「なに食べたい?」

焼肉屋

くるみ「やっぱり肉!最高!明日休みだからニンニクもいっちゃお」
いしかわ「あら、明日予定ないの?彼氏とか」
くるみ「あー、彼氏はー・・・あはは」


③・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・葵わかな


いしかわ「ん?」
くるみ「・・フラれた・・んですよね、あははー(苦笑)」
いしかわ「え?フラれた?」
くるみ「はいー、フラれたんです!・・もうほんと・・。」
いしかわ「・・・そっか。」
くるみ「ってわけで今日は遠慮なくいただきます!じゃあ、ハラミとカルビとタン、1皿ずつ!」
いしかわ「はは(笑)ほどほどにお願いしますよー」

笑い合う2人。

時間経過。食べ尽くしたお皿を前に、帰り支度をしている2人。

くるみ「そういえば、いしかわさんもいたりします?」
いしかわ「ん?」
くるみ「もう一度逢いたい人」
いしかわ「もう一度逢いたい人?」
くるみ「まあ、私の場合、会ったらどう見返してやろうかってヤツですけど(笑)仲良い先輩とそんな話してて」
いしかわ「んー・・・いない・・」
くるみ「え、、その感じ!絶対いるじゃないですか!えーどんな人なんですか?知りたい知りたい♪」
いしかわ「・・いや・・・って、ないない。いないから」
くるみ「えー?!」
いしかわ「っほら、もういい時間だし、帰るぞ。」
くるみ「・・・はぁーい」

帰り道。
1人で歩くくるみ

くるみ「も~いしかわさん、教えてくれたっていいのになぁ~。もう一度逢いたい人くらい・・・先輩だって・・・」

回想

くるみ「またまたー、逢いたい人がいたりしてー。もう一回もう一回~♪」
つき「・・・実は・・・って、ないない!いないよそんな人」
くるみ「えー?!それ絶対いますよね?!ええっなんでー」
つき「いやほんと、ダメダメ。思い出すとか、ましてやもう一度とか、言えないよ」

帰り道。

くるみ「あんな顔見たら聞くに聞けなかったけど・・・(ため息)」


④・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・中村ゆりか


くるみのマンション。
バタンと倒れる

くるみ「もう、だめら、だめらよ、私よ起きろ、メイクを落としてから寝・・・」

極限まで疲れ切っていた。

夜ー公園

つき「もう0時か。何時間ここに居るんだ私」
つき「あの人とここに来たんだよね、確かに来たんだよね」

目を瞑るつき。
公園から花火を見ている2人。
浴衣を着たつきとその隣に、柔らかい雰囲気の男性がいる。
成り行きで買ったビールをお互い片手に。
鮮やかに打ち上がる花火に見惚れていた。

つき「なんだこの物悲しさ・・・」

涼しい深夜の公園が真夏の風景にフラッシュバックする。
“自転車は押して歩こう”
注意書きを無視して小さな子供が猛スピードで走らせていた。
空を見上げると眩しさに目が負けてぐらつく。
頭上からバサバサと音を立てて何匹もの小鳥たちが直進して飛んでいくのが見えた。
「行ってくる」
何か喉の奥が詰まるように記憶が蘇っていく。

つき「当然のように家のことは任せっきりだよね」
そうた(23)「たまにやってるだろ」
つき「そのたまには100回のうち5回とか?」
そうた「頭おかしいだろ」
つき「いやただの例えだし」
そうた「疲れてるんだからさ明日でいい?」
つき「いやさ、今話してるし、今聞こうとしないでいつ聞いてくれるの?」
そうた「(ため息)」
つき「なに?」
そうた「そうやって一方的に畳み掛けてくる人にちゃんと向き合って話せると思う?」
つき「なにその余裕、意味分かんないし話になんないよ!」
そうた「ちょっとはさ、そのイライラを抑えて話せないわけ?」
つき「イライラさせてくるのそっちじゃん!ほんとやってらんない!」
そうた「やってらんないのはこっちだよ・・・なんか、もう、ちょっと行ってくる」

そう言って、バイクの鍵を持って出て行った

つき「行ってくるって・・・帰ってくるからそうやって言うんだよね。そうた。」

目を開けるつき。

つき「・・・いないんだ」


⑤・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・三木孝浩


つき「さて、帰るか」

大きく息を吸い込む、つき。

つき「・・・よし!」

朝、くるみのマンション。

男の声「・・・るみ・・くるみ、起きて」

二日酔いの気だるさに、まだ朦朧としている、くるみ。

くるみ「うー、無理」

痛む頭を押さえながら、なんとか瞼をこじ開けると

ヒロ「(優しい声で)仕事、遅れるよ」
くるみ「・・って、ヒロ!?・・なんで・・」
ヒロ「ごめん、やっぱ俺どうかしてた。別れる前に、ちゃんとくるみに伝えなきゃって思ったんだ。俺にとってお前は―」

と言いかけたところで、ブラックアウト。
はっと目を覚ますくるみ。

くるみ「うぇー、やな夢みた。引きずるなぁ・・ってやば、ホントに遅刻!!」

時計の針は8時を過ぎようとしている。

会社。
ギリギリ開始間際のミーティングに滑り込む、くるみ。

くるみ「すみません!すぐに資料コピーしま・・・あれ?」
つき「遅い!共有フォルダに入ってたから配っといた」

くるみが準備するはずだった会議資料はすでにミーティングメンバーに配られている。

つき「山野くん、イベント会場の搬入時間、確認しといて。あと川西くん、ケータリングの手配よろしく」

いつもに増してバリバリと仕事をこなす、つき。

いしかわ「おはよ、くるみちゃん」
くるみ「あ、おはようございます!」
いしかわ「(笑って)ごめんね、昨日呑ませ過ぎた」
くるみ「いえ、自己責任です・・・あの、先輩どうしたんですか?」
いしかわ「さぁ。朝からあの調子。誰か、やる気スイッチ押した?」

ミーティングが終わり、くるみに近づく、つき。

つき「くるみ、週末空いてる?」
くるみ「そりゃもう、ガラ空きです」
つき「(笑って)遅刻した罰。ちょっと、つきあって」
くるみ「?」
つき「・・・行きたいところがあるの」


⑥・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・中島良


特急列車内。車窓の風景は田んぼへと変わって行く。

つき「付き合ってくれてありがとね、まだ1時間はかかるから」
くるみ「で、どこまで行くんですか?」
つき「潮風の匂いがする町、気持ちいいとこ」

つき、左の長袖シャツをめくると、手首から肘にかけて縫い傷がある。

くるみ「わっ・・その傷どうしたんですか?」
つき「2年前、彼氏と大型バイクで二人乗りして、事故った、その時の怪我。相手は“そうた”っていうんだけど、よく喧嘩したなぁ。私の方が口が立つじゃん。だから、彼は言い負けると、すぐバイクに乗って出て行くの」

フラッシュバック(回想)

そうた「やってらんないのはこっちだよ」

荒々しく閉じるドア、走り去るバイクの音。

つき「・・帰ってくるからそうやって言うんだよね。」

車窓。長いトンネルに入る。

つき「バイクに乗ったまま、帰って来なくなるんじゃないかと思って、あるとき私も後ろに乗せてもらったの。そしたら派手にね・・」
くるみ「てことは、その傷のせいですか、別れたのは・・」
つき「うん。その後、彼はすごく優しくなって、喧嘩は一切しなくなった。でも“この傷を見るのが辛い”って言われて、別れようってお願いされたんだ」
くるみ「先輩は、それを聞き入れたんですか」
つき「私‥別れたくなくて・・最低なこと言っちゃったんだ、そのとき・・・」


⑦・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・清原翔


部屋(回想)

つき「なにそれ。自分のせいで事故って、その傷見ると辛いから別れてくださいって。私の方が辛いよ、こんな傷まで負って・・・そうたも失わないといけないの?そんなの勝手過ぎる」
そうた「ごめん」
つき「ごめんて。私は?私はどうなるの?なんも人の気持ち考えられないんだね」
そうた「俺に、人の気持ちを考える資格なんてないよ。大切な人に一生ものの傷負わせるなんて、生きてる資格もないのかも」
つき「なにそれ意味わかんない。だったら、だったらあの時、バイクで転けた時ーー」

車内。

くるみ「え・・・」
つき「なんであんなこと言っちゃったんだろ。後悔してもしきれないよね。言霊、ってきっとあるんだよ」
くるみ「・・・」
つき「それでその日、なにも言わないままバイクで出て行っちゃってね。それで・・・」

つき、後悔と悲しみがこみ上げる。

時間経過。
到着すると、そこはつきが言っていた通り、潮風の匂いが心地よく、懐かしさすら覚える空気が包み込む。

つき「さ、行くよ」
くるみ「どこに行くかそろそろ教えてくださいよー」
つき「ここまで聞かずに来たんだから、着くまで教えない」
くるみ「えー」
つき「わからない方がドキドキするでしょ」
くるみ「んー、そういうもんか。ですね!」


⑧・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・葵わかな


汗をかきながら息も切れ切れに歩いている2人。
駅から離れてしばらく経つ。
人影のない曲がりくねる道を、家の間を、抜けていく。

くるみ「せんぱぁーい・・あとどれくらいで・・」
つき「・・うん、ごめん、もう少し・・。そう、確かあの角曲がったら・・・。」

立派な木がもくもくと塀の外へ飛び出している角を曲がると、木に遮られていた道の先から一気に眩しさが2人を照らす。

くるみ「うっわぁ~!!」

そこは、バス停だった。
屋根と壁が小さな四角に見えるバス停。
四角いバス停の向こうには、視界いっぱいに広がる海と砂浜が、2人が目を開けるのが難しいくらいに照らす夕陽を受けて、本当にキラキラと輝いていた。

つき「はぁ~・・やっとついた・・・」

道路を渡り、バス停に近づく2人。

くるみ「あ、中に窓が・・うわぁ~・・・」
つき「・・・」

古びたベンチに並んで、景色を見るように2人は座って、しばらくの間、海と風の音だけが聞こえていた。

くるみ「・・・先輩」
つき「・・ん?」
くるみ「私・・なんて言ったらいいのかわかりません。」
つき「・・・うん」
くるみ「先輩が、彼氏さんに言っちゃった事。・・とか、2人の関係性とか、難しい事ほんっとわからないですけど」
つき「・・・」
くるみ「わかんないけど・・・大丈夫です。」
つき「・・・」
くるみ「大丈夫ですから。きっと。」
つき「・・・ありがとう」

海と砂浜と、それから先輩の涙が、キラキラ、キラキラ、光っている。

くるみ「ふふっ」
つき「・・なによ」
くるみ「いや、付き合い長いですけど、そんな顔の先輩、初めてみたな〜と思って。ふふっ」
つき「うるさい。・・・ふふっ」

キラキラ、キラキラ。
今度は笑い合う2人の顔が光っていた。


⑨・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・中村ゆりか


(つきのフラッシュバック)

そうた「俺に、人の気持ち考える資格なんてないよ。大切な人に一生ものの傷負わせてるなんて、生きてる資格もないのかも」
つき「なにそれ、意味わかんない。だったら、だったらあの時、バイクで転けた時、そうたも怪我すれば良かったんだよ、そういう事だよね?同じ傷でも作れば私と一緒に生きていけるってことでしょ?」
そうた「・・・つき・・・」

いつも以上に自分を制御できないでいた。
相手が離れて行こうとすると、必死に止めようとした。間違った言葉を選択してでも。

そうた「つき・・・」
つき「こんなあっという間にできた傷なんかより、そうたとしたくもない喧嘩して気付いたら日に日に悪い女になってる、それが嫌なの!いつから責め立てるような女になったのって惨めになったよ!そうたが思ってるよりそっちの方が傷が深いよ。こんなんならそうたと出会わなければ良かったよ!!そうたが大怪我すれば良かったんだよ!!」
そうた「・・・」

一瞬この時間が夢であって欲しいと思った。

戻って。
潮風に当たっているつきとくるみ

くるみ「本当にここは気持ちがいい・・・何もかも夢みたいに感じる・・・」
つき「本当に夢みたい」
くるみ「犬でも飼えば誰でも思いやり深くなるのかな・・・」
つき「え?」
くるみ「あ、いや(と微笑むくるみ)なんかヒロが夢に出てきたんスけどね、それでなんていうか、私はただ些細なことに切羽詰まってただけなのかなって」
つき「・・・」
くるみ「・・・」
つき「ここってそういう気持ちにさせてくれるんだよね」
くるみ「・・・」
つき「心よ清めたまえー!!」
くるみ「なんなんスか急にびっくりした!」
つき「ごめんごめん、あのさ私の方にも夢に出てきたの、そうたが。それが夢なのか現実なのか分からないくらい鮮明でさ」


⑩・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・三木孝浩


つきの夢。同じバス停に一人で座っている。
波の音がやけに遠く聞こえる静かな世界。
気がつくと、隣にそうたが座っている。

つき「・・・・そうた」
そうた「ずっと、つきに言いたかったことあったんだけどさ」
つき「なに」
そうた「・・・忘れた」
つき「(呆れて)何よ、それ。これ、私の夢ん中なんだよね?そこはさぁ、私と出会えて幸せだったとかさ、俺のこと忘れていい人見つけろとかさ、私が聞きたそうな都合のいいこと言ってくれんじゃないの?てか、言え」
そうた「(笑って)相変わらず口が減らないねぇ」
つき「私はさ、そうたにもう一度逢えたら、必ず言おうと思ってことがある!」
そうた「・・・」
つき「いっつも喧嘩ばっかしてたし、一生ぶん怒ったし一生ぶん泣いたけど・・・」
そうた「・・・」
つき「・・・大好きだったよ。・・・本当に好きだった。それだけ」

微笑む、つき。

そうた「俺も」

潮騒が大きくなる。そうたの笑顔が最後に残る。

戻って。

くるみ「そっか。この場所だったんですね」
つき「くるみもさ、伝えたいことがあったら、ちゃんと伝えなよ」
くるみ「・・・はい!じゃあ、せんぱい」
つき「ん?」
くるみ「とりあえず、今日はとことん飲みましょ」
つき「結局、それ?(笑って)」

翌朝、くるみのマンション。

男の声「・・・るみ・・くるみ、起きて」

二日酔いの気だるさに、まだ朦朧としている、くるみ。

くるみ「うー、無理」

痛む頭を押さえながら、なんとか瞼をこじ開けると

ヒロ「(優しい声で)仕事、遅れるよ」
くるみ「・・って、ヒロ!?・・なんで・・」
ヒロ「ごめん、やっぱ俺どうかしてた。別れる前に、ちゃんとくるみに伝えなきゃって思ったんだ。俺にとってお前は最高の―」

ゴン!と鈍い音。くるみのグーパンチ。

ヒロ「痛ッて!!何すんだよ」
くるみ「あれ?夢じゃなかった」
ヒロ「はぁ!?なんだよ夢って!」
くるみ「もう一度会ったら必ず殴ってやると決めてたの。私の事なんか忘れて勝手に幸せにでもなんでもなってちょーだい!」
ヒロ「ちょ、ちょ、ちょっと、待てって!おーい!」

一切聞かずに玄関の外へヒロを押し出す、くるみ。
くるみ、最高の笑顔で、

くるみ「あんたに言われなくても私は最高の女だから!じゃあね!」

バタンと閉じるドア。
ブラックアウト。


おしまい。

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